SADIOT LOCKめちゃくちゃ良い。

今回初めて家のマンションの玄関にスマートロックを導入しました。
その名も、「SADIOT LOCK(サディオロック)」。
「ユーシン・ショウワ」という大正時代創業の老舗メーカーが、意地とプライドをかけて作ったスマートロックです。
サディオロックは、一言で言うと「不具合が少なくて安くて締め出しの心配がないスマートロック」です。
なので、
- スマートロックを導入したいけど、どこのメーカーが良いのかわからない
- スマートロックの「カギ締め出し」が怖い
- 不具合の多いスマートロックはイヤだ
といった人はこの記事を読むと幸せになれると思います!
※5/16にアプリアップデート後のBluetoothの接続状況について更新しました。
なぜ数あるスマートロックから「SADIOT LOCK」を選んだのか
今回はじめてスマートロックをつけようと思って色々調べたんですが、スマートロックってほんとに色々種類があるんですよね。
例えば・・・
- キュリオロック
- セサミmini、セサミ3
- 後付け電子錠
- NinjaLock
他にもAmazon見てみると無数にある。中国のうさんくさそうなやつから、穴開けて取り付けるタイプのものまで。
でも結局「SADIOT LOCK」にしました。
「なんで?」って思うかもしれないからその理由を以下に。
他のスマートロックは不具合が多そうで消去法
最初にスマートロックを調べてて思ったのが、どこも「キュリオロック」推しなんですよね。
雑誌とか有名ブログとかもほぼ全部。広告の絡みでしょうか。
- アプリが使いやすい
- ハンズフリーが便利!
- SONYが開発してるから安心感
みたいなこと書いてあります。確かに「SONYが開発してる」って書かれてると「おぉ」ってなります。
でも、Amazonのレビューとか見てみると、

これとか、

こんな感じのレビューが最初にバンバン出てくるんですよね。
もしかしたら競合他社のネガキャンかもしれないんですけど、ちょっと買いたくなくなります。
キュリオロック以外でも、スマートロックのレビューにも「アプリが動かない」「壊れた」「不具合やばい」とか色々書いてあるし、スマートロックって不具合が当たり前な世界なのかも。
ワタシがSADIOT LOCKを買った時はまだ発売したてでレビューも何もなかったんですが、今んとこ低評価レビューはなさげです。

これからアプリのアップデートとかで不具合出るかもしれませんが、初動は良い感じ。

SADIOTLOCKは老舗のカギメーカーが作っているから

サディオロックは日本の老舗企業が開発したスマートロック。
差別するわけじゃないですが、やっぱり「メイドインジャパン」「老舗のカギメーカーが開発」って言われると、安心するのが日本人。
サディオロックを開発した「ユーシン・ショウワ」さんは、1926年の会社設立以来、カギ業界で常に第一線で活躍してきた企業らしいです。
1926年というと、大正15年。95年前。ちょっと前に亡くなられた女優の菅井きんさんと同い年。
よく「10年で9割以上の会社が倒産する」って言われますが、これだけ続いてるってことはちゃんとした会社なんだなと思います。
他社スマートロックに比べて価格が安め
サディオロックは13200円と、他社スマートロックに比べて安めです。
キュリオロック | ¥20,800 |
NinjaLock | ¥41,800 |
後付け電子錠 | ¥43,812 |
セサミ3 | ¥5,800 |
SADIOT LOCK | ¥13,200 |
セサミ3は5800円とめちゃくちゃ安価で一度注文したのですが、ハンズフリー解錠の機能はなくNFCタグでの解錠のみ。
嫁さんから「それだとスマホ出さなきゃだからめんどくない?」と言われ「確かに」と思い、キャンセルしました(従順)。
もっと言うと、ロックのWi-Fi操作を可能にするhub(ハブ)という機械があるんですが、これもキュリオは高くて、1万円前後。
サディオロックのハブは4950円なのでリーズナブル。ロック本体同様、こちらも良心的です。
締め出しが怖かったから
スマートロックを導入する上で一番怖かったのが、「オートロックによる締め出し」でした。
当たり前ですが、カギやスマホを持たないで外に出るとオートロックがかかって部屋に入れなくなりますよね。
実際、「締め出しをくらった」っていう口コミが結構あって怖かったんですが、サディオロックには「スマホとロックが一定の距離離れたら自動でロック」 っていう機能があるので、締め出しの心配がないんです。

1番の理由:ブログのネタになるかなと思った
さっきも書いた通り、ワタシがサディオロックを買った時はブログのレビュー記事はおろかAmazonのレビューすらなかったので、「良いネタになるかな」って思ったのが購入した一番の理由(ゲス)。
さっきからサディオロックをベタ褒めしてますが、それはあくまで前評判の話です。
老舗カギメーカーだからカギ部分はちゃんとしてるとしても、アプリがうまく動かない可能性もありますからね。

SADIOT LOCKを導入してみる

とりあえずパッケージはシンプル。老舗のカギメーカーと聞いて古臭い感じをイメージしてましたが、意外とオシャレな感じです。
付属品の確認

ロック本体(右上)と、カギを自動で回すために必要なサムターンホルダーが3サイズ(左中央)。そして高さ調節のためのスペーサーも3種類付属してます(下)。
あとは説明書類とリチウム電池、予備の両面テープです。
設置方法
設置は15分ほどで完了しました。めっちゃ簡単でした。
設置手順は以下です。
- カギのつまみの太さにサムターンホルダーのサイズを合わせてロックに取り付ける
- つまみがうまく自動で回るように 仮止めし、ロックを取り付ける高さを確認する
- スペーサーをねじ止めする
- 設置する場所を掃除する
- 本体に両面テープを貼り付ける
- 本体をドアに設置する
- リモート接続用のハブを設置する
仮に説明書をなくしても、公式サイトに詳しく書いてあるので大丈夫!
こんな感じになりました。

上から見ると…

サムターン(つまみ)がサムターンホルダーにうまくハマっているのがわかります。

設置する際に悩んだこと
画像でもわかる通り、うちのドアは上下に鍵がある二重ロックのドアです。
普段使っているのは上の鍵だったので上に設置したかったんですが、無理だったので下の鍵に設置しました。
日本製のドアならほとんど設置できるようですが、稀に設置できないドア・カギもあるので、購入する前に確認したほうが良さげです。
アプリの操作方法
アプリの初期設定については公式サイトにわかりやすくまとめられているので、ここではアプリの役立つ機能と使用感についてお伝えしていきます。
- リモート操作設定
- しめ忘れ通知(カギから離れたら自動ロック)設定
- ハンズフリー操作設定
- オートロック設定
- ブザー音設定
- 1ドア2ロック設定
リモート操作設定

SADIOT LOCK Hub(別売)を購入してサディオロックと連携させれば、外出先でもスマートロックを操作できるようになります。
ハブを買わなくてもスマートロックは使えますが、後述する「しめ忘れ通知」や「外出先で遠隔ロック」などは使えなくなります。

しめ忘れ通知(カギから離れたら自動ロック)設定

サディオロックの独自機能であり真骨頂。
スマホの位置がロックから150mほど離れると通知を鳴らしてくれる「しめ忘れ通知」と「自動ロック」を設定できます。
スマートロックを使う上で何より怖い「締め出し」は、家にスマホやカギを置きっぱなしにしたまま外出し、オートロックがかかってしまうことで起きてしまいます。
この機能ではスマホを持ち出さない限りオートロックがかからないので、締め出しの心配はありません。
個人的には「もうこの機能だけで買い!」と思ってしまいます。

ハンズフリー操作設定
ハンズフリー操作をオンにすれば、スマホがロックに近づくと自動で解錠してくれます。
いちいちカギを出さなくて良いので、買い物袋で両手が塞がってるときなんかは本当に便利ですね。
また、ハンズフリー操作が始まる前には「ドアに近づきました」と通知が来ます。
さらにもっと近づくと「ドアに近づきました。ハンズフリー解錠を始めます」という通知が来るので、ちゃんと開いたかどうかの確認もしやすいです。

オートロック設定

自動オートロック機能の設定です。
カギが開いてからオートロックまでの時間を設定します。
時間は30秒〜5分の30秒刻みで決められるので、わりと細かく設定できます。

ブザー音設定

ロック本体のブザー音を鳴らすかどうかを設定します。
最初のうちは設定を確認するためにオンにしといたほうが良いですが、慣れてきたらオフにしてもいいかもしれません。

1ドア2ロック設定
二重ロック仕様のドア両方のカギにサディオロックを取り付けた場合の設定です。

「SADIOT LOCK」を購入して1週間経った感想
実際に1週間使ってみて分かった良いところや悪いところなどをお伝えします。
スマートロック生活は本当に快適
まず声を大にして言いたいのが、スマートロック生活は本当にラク。正直、前の生活には戻れません。
うちのマンションはエントランスに入るためにカギが必要なので「完全ハンズフリー」とまではいきませんが、家に入る時にカギを開けなくて良いし、外出するときもカギを閉めなくて良いので最高です。
うちには同類(わんちゃん)が2人いて毎日散歩してるんですが、リード持ったままカギ閉めるのめんどくさかったんですよね。

サディオロックのいいところ
サディオロック(およびスマートロック)の良いところ。たくさんあります。
接続が安定している
「スマートロックといえば不具合」という前評判を聞いていたので心配してましたが、サディオロックは本当に不具合が少ない!
使い始めてから1週間とちょっと経って、今のところハンズフリー解錠・しめ忘れ通知・自動ロックに失敗したことは一度もありません。
もちろん環境にもよると思いますが、鉄骨マンションの3階でこれだけ機能しているので、大方のご家庭は大丈夫なんじゃないかと。
ハンズフリー解錠・自動ロックが快適すぎる
さっきもお伝えしましたが、ハンズフリー解錠と自動ロックが最高すぎます。
確認の通知もちゃんと来るので「カギ、ちゃんとしまってるかな?」なんて余計な心配もいらないです。
もしエントランスがオートロックじゃなかったら、完全にカギなし生活送れたのに…とは思いますが、それをさっ引いても超便利です。

設置がめちゃくちゃ簡単
スマートロックって設置が難しいイメージがありませんか?
穴を開けたりしなきゃいけないスマートロックだと大変ですが、サディオロックは両面テープで貼るだけなので15分もあれば本当に終わります。

アプリがシンプルで見やすく、しかも安定してる

アプリの使いやすさが秀逸。
初めて使う人でも直感的にわかるようなデザインになっています。
アプリ内の説明文もわかりやすいので、何かを設定するときも迷わず設定できます。

解錠・施錠履歴が見れる

解錠・施錠の履歴が見られます。
ハンズフリー機能・自動ロック・スマホでロックした際には誰が施錠・解錠したかも履歴に残るので安心です。
手動でカギを開け閉めした時は「施錠」「解錠」だけが履歴に残ります。

合鍵をすぐに作れる

スマートロックなら合鍵も一瞬で作れます。
20個まで作成でき、「ファミリーキー」「ゲストキー」「リモコンキー」の3種類から選べます。
ファミリーキーには合鍵発行権があるので、文字通り家族だけに渡したほうがよさそうです。
リモコンキーはスマートリモコン(別売)をリンクさせるときに使います。
スマートロックを車のリモコンキーのように使いたい方や、スマホを持っていないお子さんにも良いですね。
サディオロックの微妙なところ
微妙なところも遠慮なく挙げていきます。
アプリとロックの接続速度が極端に遅い時がある

サディオロックのアプリは下記タブを開くとその都度更新されて上記の画面になるのですが、時々ロードがめっちゃ遅いときがあるんですよね…
もちろん通信状況とかもあるんでしょうが、アプリ側からロックしたい時に待たされるのはプチストレスです。
Bluetoothイヤホンをしたままだと接続が不安定になる時がある

ワタシは普段からBluetoothイヤホン(ゼンハイザーのTrue Wireless2)を使っているんですが、イヤホンをしたままドアに近づくと接続が不安定になる時があります。
今のところはこれで解錠に失敗したことはないんですが、家に入る時はBluetoothイヤホンを使わないようにしています。
付属の電池(リチウム電池)がすぐなくなる

サディオロックを導入して3日後には付属の電池(A)が半分に。
説明書にも「付属の電池はすぐになくなります」という記載があります。
でもリチウム電池って結構高価なんですよね…
電池は2セット入るので、とりあえず2セット買っといたほうがいいです。

SADIOT LOCKは安くて簡単に導入できて不具合も少ない最高のスマートロック
人柱になったつもりで購入した「SADIOT LOCK」が予想以上に良くて、ビックリしました。
もちろん今回は自腹購入。ユーシンショウワさんの回し者でもなんでもありません。
でもついベタ褒めしちゃうくらい、使いやすかった。
何より、「不具合が起きない」っていうのがスマートロック導入の上で大きなポイントになるんじゃないでしょうか。
とすれば、このSADIOT LOCKをまず検討すべきですね。
また今後もアップデートなどで不具合が出るかもしれないので、また追記します。

アプリアップデート後のBluetoothの接続状況について(5/16追記)
今日まで何度かアップデートを繰り返してきましたが、ある時からBluetoothの接続状況が非常に悪くなり、いまだに改善されていません。
導入当初はハンズフリー解錠もサクサクで、非常に気に入って使っておりました。

と思っていたので、なんの躊躇もせずにアップデートしたのがまさかの失敗…
導入当初は20回に1回くらいの失敗で済んでいたハンズフリー解錠が、今では2回に1回は失敗します。
手動で開けて、鍵を閉めた後にハンズフリー解錠されることがあるため、時々鍵が開きっぱなしになっている時があります。もう、非常にストレスです。
